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火花放電の基礎研究
自由エネルギー研究会

1.要旨

フリーエネルギーの研究において、火花放電が重要な鍵を握るとの報告が多々ある(EMAモータ、P.T.パッパス、L.ドラゴン等)。また最近フリーエネルギー研究者の井出氏がテスラコイルの実験中に抵抗がマイナスになったような状態を観測したとの報告がある。これは「通常の放電ギャップを使用した場合には一時的に増大振動となることが観測された。逆に言うと、一見抵抗がマイナスになった様な状態がおこっているともいえた」とのことである(フリーエネルギー研究序説:多湖敬彦著、徳間書店)。

このような状況の中、当研究会においても、火花放電の検討を行った。 
気体放電の電流電圧特性に於いては微分負荷抵抗特性を示す領域があることが知られている(図1参照)。
 

 

図2の様なLCと放電ギャップの直列回路に於いて、放電ギャップが負抵抗性(または微分負抵抗性)を示せば、電流が独りでに増大していく。そこで放電(大気中の交流放電)の電流電圧特性を測定して、負抵抗または微分負抵抗特性の確認を行った。

 
 

2 実験方法

【測定方法】

図3の回路で放電中の放電ギャップ(G)の電流、電圧を同時に測定する。放電電流は抵抗(R)の両端の電圧を測定して電流に換算する。 装置概要を図4,実験に用いた放電ギャップを図5に示す。
 

 
 
 
   図4 実験装置の全景       図5 ロータリー回転ギャップ

 

【測定装置、条件】

   1次側:100V、2次側:6000V、2次側短絡電流:20mA
    図6.放電の電流、電圧波形       図7.放電の電流電圧特性
(I:3.3mA/div V:200V/div)
 

4 まとめ

  1. 交流放電に於いて、放電ギャップの微分負抵抗性(電流が増加し、電圧が減少する性質)は確認された(図6及び図7参照)。
  2. 交流放電に於いて、放電ギャップの負抵抗性(電流と電圧の極性が逆)は確認されなかった(図6及び図7参照)。
5 今後の課題 2000.5.1